五行歌とは
●五行歌の誕生 わが国では、短歌や俳句が伝統的な短詩文学の主流になっています。しかし、この 五七調あるいは七五調という形式は、中国から渡ってきた漢詩の影響をつよく受け ています。それ以前の古代歌謡というものは、そういう制約を受けない自由で大ら かに歌っていました。そのことに着目して50年あまり前に、草壁焔太先生が文字数 に制限を設けない五行歌というものを提唱されました。 ●五行歌の広がり 五行歌は口語で書くことを原則にしています。日常使っている言葉で書くのですか ら、とくに古文の知識も必要ありません。わたしたちの心の中に何か思いが浮かん でくるとき、それは口語で浮かんできます。ですから、想いや感動をすなおに表現 するには口語で書くことが最善なのです。実際に書いてみると、五行歌は実に書き やすいことが分かります。そのため、いま老若男女、五行歌を書く人たちがどんど ん増えています。 ●五行歌の効用 五行歌を日記のように書いている人がいます。病気の体験を五行歌につづっている 人もいます。胸の中に積もった思いや感情を表現すると、心がらくになることがあ ります。自分の考えがよく見えるようになったり、ものごとを冷静に見ることがで きるようになります。花や鳥などの自然、あるいは自分をとりまく人々への関心が 深まり、毎日の暮らしが豊かになってゆきます。 →五行歌の会公式ホームページ |