五行歌とは

五行歌の誕生
わが国では、短歌や俳句が伝統的な短詩文学の主流になっています。しかし、この
五七調あるいは七五調という形式は、中国から渡ってきた漢詩の影響をつよく受け
ています。それ以前の古代歌謡というものは、そういう制約を受けない自由で大ら
かに歌っていました。そのことに着目して50年あまり前に、草壁焔太先生が文字数
に制限を設けない五行歌というものを提唱されました。

五行歌の広がり
五行歌は口語で書くことを原則にしています。日常使っている言葉で書くのですか
ら、とくに古文の知識も必要ありません。わたしたちの心の中に何か思いが浮かん
でくるとき、それは口語で浮かんできます。ですから、想いや感動をすなおに表現
するには口語で書くことが最善なのです。実際に書いてみると、五行歌は実に書き
やすいことが分かります。そのため、いま老若男女、五行歌を書く人たちがどんど
ん増えています。

五行歌の効用
五行歌を日記のように書いている人がいます。病気の体験を五行歌につづっている
人もいます。胸の中に積もった思いや感情を表現すると、心がらくになることがあ
ります。自分の考えがよく見えるようになったり、ものごとを冷静に見ることがで
きるようになります。花や鳥などの自然、あるいは自分をとりまく人々への関心が
深まり、毎日の暮らしが豊かになってゆきます。

→五行歌の会公式ホームページ